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ECO HOUSE TOUR

バルセロナ建築めぐり(2016年11月)

2016年11月、スペインのバルセロナへ。目的はもちろんガウディ。サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル公園と、ガウディの建築をひととおり見てきました。同じ時代のドメネクが設計したサン・パウ病院や、足をのばしてタラゴナのローマ遺跡も。

断熱や気密の話とは少し離れますが、光の入れ方、風の通し方、構造と形がひとつになったデザインなど、設計のヒントがたくさんありました。

サグラダ・ファミリア

1882年の着工から、今も工事が続く教会。外から見ると石の彫刻のかたまりですが、中に入ると、木の枝のように分かれた柱が天井を支える、森の中のような空間です。

ステンドグラスは、東側が青や緑、西側が赤やオレンジ。朝と夕方で、室内の色ががらっと変わるように考えられています。

生誕のファサード
受難のファサード
枝分かれする柱と天井
バラ窓
ステンドグラス
天井見上げ
外壁の彫刻
工事中のクレーン
完成予想の模型
葉っぱの扉

カサ・バトリョ

既存の建物をガウディが改修した住宅。直線がほとんどなく、窓枠も天井も波打っています。

建物の真ん中の光庭は、上の階ほど濃い青のタイル、下の階ほど白いタイルを使っていて、下まで均等に明るく見えるようにしています。窓も、下の階ほど大きくなっています。光の量をタイルの色と窓の大きさで調整する、今でいう採光計画です。

大きな窓と柱
ステンドグラスの窓
タイルの曲面
光庭のガラス屋根
夜の外観

カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)

石切場という意味の「ラ・ペドレラ」と呼ばれる集合住宅。外壁がうねる石で、中には2つの中庭があり、どの部屋にも光と風が入ります。

屋上には、兵士の顔のような煙突や換気塔が並びます。屋根裏の展示では、鎖をぶら下げてアーチの形を決める「逆さ吊り模型」も見られました。重さだけで自然にできる形をひっくり返すと、無理のないアーチになるという考え方です。

当時の住戸を再現した部屋もあって、暮らしの様子もよく分かりました。

中庭見上げ
屋上の煙突
屋上の換気塔
逆さ吊り模型
屋根裏の展示模型
再現された住戸
夜の外観

グエル公園

もともとは住宅地として計画された場所。入口の建物、モザイクタイルのベンチや天井、斜面に沿って石を積んだ回廊など、地形を活かした造りです。

入口の建物
天井のモザイク
波打つベンチ
石積みの回廊

サン・パウ病院

ガウディと同じ時代の建築家、ドメネク・イ・モンタネールの設計。病院を一つの大きな建物にせず、庭の中に小さな病棟を分けて建て、光と風が入るようにした病院です。レンガとタイルの装飾もきれいでした。

外観
外壁のモザイク
エントランス
中庭と病棟

タラゴナのローマ遺跡

バルセロナから電車で1時間ほど。海沿いの円形闘技場と、2000年前の水道橋を見てきました。

円形闘技場
ローマ時代の水道橋